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help RSS ホロコースト(その3)絶滅収容所

<<   作成日時 : 2009/06/18 06:34   >>

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画像絶滅収容所
概要  ドイツ国内には既に戦前からダッハウやザクセンハウゼンなどの強制収容所が存在し、それらの収容所は当初は比較的小規模であり政治的敵性分子や西側の捕虜などが比較的多く収容されていました。後に収容者たちの労働によって拡張され、ユダヤ人だけでなく、ロマ人その他の人々が雑多に収容され、収容者はのべ20万人を超えています。ダッハウはとくに、薬草農園労働と、生体医学実験で有名です。同地には43年に「バラックX」と呼ばれる死体焼却炉付ガス室が建設されましたが完成せず、実用には至らなかった、と言われています。しかし、このことはガス処分がなかったことを意味するのみで、墓地その他の調査によれば、実験による感染、郊外での銃殺などにより、労働強制収容所だったはずのダッハウから数万人の組織的大量虐殺(ホロコースト、ただしユダヤ人以外をも多く含む)が始まった事実は揺るぎません。
絶滅を目的とした収容所としては1942年からアウシュヴィッツ=ビルケナウ、トレブリンカ、マイダネク、ベウジェツ、ソビブルなどの収容所が次々と完成しゲットーや占領地域から多くのソ連人捕虜・ユダヤ人が送り込まれました。アウシュヴィッツ強制収容所には大規模な軍需工場が付置され、多くの付属収容所を従えた一大生産基地を形成していました。その他の多くの収容所は僻地に建設され収容者数も多くはありませんでした。ラインハルト作戦と呼ばれるポーランド=ユダヤ人絶滅作戦に沿って作られた収容所ではほぼ全員が直接ガス室に送り込まれたとされています。とくにトレブリンカ強制収容所の犠牲者は群を抜いて多く、およそ90万人がそこで殺されたと言います。

「死の行進」  1944年中頃には、「最終計画」はおよそ完成していました。ナチスが容易に手に届く範囲のユダヤ人社会は、ほぼ全て殲滅されました。ポーランドではユダヤ人の約90%、フランスでは25% が殺害されました。5月にヒトラーは、演説で「ドイツ国内と占領領土におけるユダヤ人問題は、解決しました」と豪語しました。1944 年後半になると、殲滅計画を続けるのは難しくなりました。ドイツ軍はソビエト連邦やバルカン半島、イタリアから撤退を余儀なくされ、同盟国の日本とイタリアも敗戦色が強くなりました。ロシア軍が東ポーランドの強制収容所に接近すると、囚人はドイツ国内の収容所に移されました。アウシュビッツも閉鎖されましたが、収容所の記録によると、最後の囚人は13人の女性だったが、みな"unmittelbar getötet"(殺害)されたといいます。証拠を隠滅するために、ユダヤ人は収容所から収容所へ食料もなく雪の中を無理に移送「死の行進」(death march)されましたが、その過程でさらに10万人死にました。

解放と終戦  収容者に比べて管理する親衛隊の看視兵数は非常に少なく、またしばしば敵機が飛来したことから戦況の悪化が収容者にも知られ、ソビブルとトレブリンカでは蜂起が発生しましたが、いずれも鎮圧されました。トレブリンカではこのとき少数ながら脱走に成功する収容者が出たため閉鎖されてアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所に統合されました。その他の収容所もアウシュヴィッツの収容能力が上がったため同様に統合されました。東部占領地域の収容所は証拠を残さぬよう徹底的に破壊されました。90万人の死体が埋められたはずのトレブリンカでは、埋葬地の痕跡さえ残っていません。1944年7月23日マイダネク強制収容所がソ連軍によって解放され、1945年1月27日アウシュヴィッツも解放されました。アウシュヴィッツのガス室などの設備は前年の1944年10月に全て爆破されており、ソ連軍が到着した時、看視兵とともに移動できなかった病者や残留を希望した者など約7,000人の収容者を除けば、大量虐殺の証拠は殆ど隠滅されていたと言われています。ベルゲンベルセンでは捕虜6万人が保護され、死体1万3千体が遺棄された状態で発見されました。

犠牲者の数  犠牲者について正確な資料が残されていないため、特に後期の犠牲者の数を推測するのは困難なのです。なお、ユダヤ人の定義は国や時代によって異なることに留意すべきです。
ソ連、ポーランド、ハンガリー、チェコスロヴァキア、ルーマニアといった東ヨーロッパの国々に、犠牲者数が多く、この為に、米蘇冷戦勃発後に、敗戦国ドイツに対するプロパガンダ宣伝も入っている。という説もあります。例を挙げれば、終戦直後のニュルンベルク裁判においてソ連・ポーランド調査委員会はアウシュヴィッツで400万が死亡したと告発しましたが、実際には著しく誇張されており、現在では死亡者総数は100万から150万の間であるとしています。カチンの森事件、ヴィーンヌィツャ大虐殺も、実際はドイツのヒトラー政権ではなくソ連のスターリン政権による大量殺戮でありましたが、ヒトラー政権の犯罪と誤認されていました。
・ユダヤ人
・出身国別の犠牲者数
・ドイツ: 165,000
・オーストリア: 65,000
・フランスおよびベルギー: 32,000
・オランダ: 10,000以上
・ギリシャ: 60,000
・ユーゴスラヴィア: 60,000
・チェコスロヴァキア: 140,000以上
・ハンガリー: 500,000
・ソ連: 2,200,000
・ポーランド: 2,700,000
このほか
・ルーマニアの沿ドニエストル地方におけるポグロムや特別行動部隊の掃討作戦による犠牲者: 200,000以上
・アルバニア、ノルウェー、デンマーク、イタリア、ルクセンブルク、ブルガリアなどからも収容所に移送されたユダヤ 人がいました。
・シンティ・ロマ人: 250,000
・同性愛者: 10,000から25,000
・精神障害者・重病人など: 20,000から30,000
・エホバの証人:約2,000
合計すると1100万人前後 (ユダヤ人600万人、非ユダヤ人500万人) となっています。
イスラエル建国を目指すシオニストたちは産業の基幹要員として、東欧在住のユダヤ人(アシュケナジム)の大半を占めるブルーカラー労働者を多く招き入れることを前提に国づくりを始めていました。しかし、ホロコーストによって受け入れるべきユダヤ人がいなくなってしまったことにより目論見が外れ、のちに中東系、東洋系ユダヤ人(セファルディム、ミズラヒム)の移民を多く受け入れることとなりました。皮肉にもホロコーストは、ヒトラー政権が夢想だにしなかったユダヤ人国家の運命すら大きく動かしたと言えるでしょう。

アウシュヴィッツの死亡者数についての諸説とその推移  ヒトラー政権下のドイツで最大規模であったアウシュヴィッツ収容所を解放したソ連は、しばらくの間、西側連合諸国のアウシュヴィッツの調査を許可しませんでした。その為に、死亡者数については色々な説がありますが、近年、客観的な研究結果を踏まえて死亡者総数は減少する傾向にある、と言われています。

イスラエル・パレスチナ紛争  2008年2月29日、イスラエルのマタン・ヴィルナイ国防副大臣は、パレスチナ過激派のハマスによるロケット弾攻撃に対して、「カッサムロケット弾がさらに撃ち込まれ、遠くまで着弾するようになれば、パレスチナ人はわが身のうえに大規模なהשואה(shoah、ショアー)を引きよせることになるだろう。というのは、我々は防衛のために全力を使うからだ。」と述べ、「ショアー」の表現を敢えて使いました。この発言にイタン・ギンツブルグ国防副大臣などは、「ショアーは災害を表す普通名詞で、ジェノサイド(大量虐殺)を意味しない」と火消ししましたた。
また、イスラエルによるパレスチナへの攻撃に対し、パレスチナ側などから「イスラエルによるホロコースト」という批判を受けています。ヴィルナイ発言は、その批判に拍車を掛けることになりました。
エルサレムのホロコースト記念館「ヤド・バシェム(記念と記憶)」は、パレスチナ人の村を占領したあとに
造られています。


2001年に開かれた国連主催の世界人種差別撤廃会議の成果を確認し、今後の課題を話し合う再検討会議が今年の4月20日、ジュネーブの国連欧州本部で開幕し、イランのアフマディネジャド大統領は演説で「イスラエルは人種差別主義者の国だ」と批判しました。これに抗議して欧州諸国の代表が演説中に退場したという一幕があり、議場は大変混乱しました。このアフマディネジャド大統領の発言は、イラン国内での求心力を得るためのパフォーマンスであったということです。非情にあさはかで、一時しのぎ的なやり方では、一時的な支持は得られたとしても、また同じようなことの繰り返しで、国内情勢が安定することはありません。この中東での憎しみの連鎖は、いつまで続くのでしょうか。

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